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  目次
  新聞掲載記事 (4月26日投稿)



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  道新掲載記事について
こんにちは、LVアイアンマンです。
道新に盲導犬についての記事が掲載されました。少し伐採して掲載したいと思います。

愛知県長久手市の愛・地球博記念公園を走る「ネコバス」をイメージした車両で3月、盲導犬利用者が乗車を断られました。盲導犬同伴での乗車や入店の拒否は法律で禁じられていますが、道内では過去5年間で8件の受け入れ拒否が報告されてます。背
景には、事業者側が視覚障害者への対応に不慣れなことや、法の周知不足があるとみられ、北海道盲導犬協会(札幌)は「周囲に迷惑をかけないように盲導犬は訓練されている。多くの人が気持ちよく過ごせる社会になってほしい」と盲導犬同伴に理解を呼びかけています。(くらし報道部 斎藤夏美)
ネコバスの乗車拒否は、愛知県の大村秀章知事が16日の定例会見で明らかにした。大村知事は「車両に囲いがないことから乗車を断ったが、盲導犬は急に飛び出すことはないので認識不足だった」と述べた。現在は対応を改め、盲導犬の乗車を受け入れている。ネコバスは映画「となりのトトロ」に登場する。
北海道盲導犬協会によると、盲導犬は約1年間、基本動作のほか乗り物に乗る訓練をしているので、囲いの有無にかかわらず、急に飛び出すことはないという。ただ、盲
導犬への知識不足などが原因で、入店や乗車を断る事業者も一定数いる。
 日本盲導犬協会(東京)が2023年の1年間、全国の盲導犬利用者に飲食店や交通機関で同伴を拒否された経験があるか調査したところ、44%(103人)が「受け入れ拒否にあった」と答えた。全国の236人から回答を得た。拒否された回数は208件。場所は「飲食店」が最多の55%(114件)、「交通機関」が12%(25件)、「宿泊施設」
が9%(18件)などと続いた。
北海道盲導犬協会によると、道内では札幌や旭川、函館などの45人が盲導犬を利用している。同協会が独自に調べたところ、道内での受け入れ拒否は2019年が1件、20年が3件、21年が1件、22年が3件だった。23年はゼロだったが、同協会は「拒否されても報告していないケースが多い」とし、調査件数は氷山の一角とみる。
盲導犬を利用する旭川市の舘石昌浩さん(50)は昨年夏、札幌市内の飲食店を利用した際、「犬はだめなんです」と利用を一度拒否された。周囲に迷惑をかけないと伝えると、最終的に入店が認められた。「完全に断られることは少なくなってきたが、一度は断られる場合が多い」と話す。入店できないとがっかりするので、なじみの店に行くことが多いという。旭川市内の映画館は丁寧に対応してくれるといい「とてもありがたい。このような施設が増えてほしい」と願う。
18年前から盲導犬と暮らす札幌市の高木紀子さん(52)は昨年、市内で「犬は嫌いだから」とタクシーの運転手に乗車を断られた。市内の衣料品店でも「毛が落ちる」と
入店を断られたことがある。高木さんは「利用拒否はなかなかなくならない」とため息をつく。道内では、医療機関や温泉、道の駅、観光協会、ホテルなどでも利用を拒
否されたケースがあった。
 盲導犬など補助犬の受け入れを巡っては、2002年施行の身体障害者補助犬法で、公共施設や公共交通機関、飲食店やホテルなど不特定多数の人が利用する施設は補助犬の同伴を拒んではならないと定めている。さらに今月1日には、障害者への「合理的
な配慮」を事業者に義務づけた改正障害者差別解消法が施行された。いずれも拒否した場合の罰則はない。
厚生労働省は、補助犬の同伴拒否は「すでに身体障害者補助犬法で禁じられている」と強調した上で、「改正障害者差別解消法施行後は、受け入れ拒否しないことを前提に、より細やかな配慮が求められる」と話す。
 一方、補助犬の利用者側にも守るべきルールがある。身体障害者補助犬法では、犬の身体を清潔に保ち、予防接種や検診を受けて周囲に安心して受け入れられるよう努めなければならないとされている。そのため、利用者は定期的なシャンプーやブラッシング、出かける際は洋服を着せるなど衛生管理に気を付けている。
北海道盲導犬協会の和田孝文理事は、盲導犬同伴での施設利用について「バスタオル1枚分のスペースがあればおとなしく待っていられる」と説明。街中で盲導犬に出会った時は、呼びかけたり見つめたりせず、静かに見守り、利用者が困っている場合は、犬ではなく利用者に「お手伝いすることはありますか」と声をかけてほしいと話す。身体障害者補助犬法施行から20年以上たってもなお、同伴拒否がなくならない現状について「国や自治体などが法律を周知し、住民の理解促進を図ることが必要だ」と指摘している。

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